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日本獣医再生医療学会 第15回年次大会
The 15th Annual Meeting of the Japanese Society for Veterinary Regenerative Medicine

安全と信頼 そして発展 -


≪特別講演について≫

 【特別講演 : 第1部】 ≪307A+B特設会場≫ 1月26日(日曜日) 13時45分~14時45分

<ひと医療におけるがん免疫療法の最新の知見を知り今後の展望について考える>


ひと医療においても治療抵抗性のがん患者の予後は、現在もなおきわめて不良であり、治療法の改善が切望されている。患者自身の抗腫瘍免疫を治療に活用する免疫療法は、標準的な治療法とは作用機序・毒性のスペクトラムが違うため、がんに対する第4の治療として期待され、古くから試みられてきた。

治療効果に直結するような有望な治療法の開発には長い時間を要したが、2010年代初頭から報告されたチェックポイント阻害薬療法と遺伝子導入T細胞(CAR-T)療法の劇的な効果は、世界的に大きな注目を集め、これまでのがん治療の歴史を大きく塗り替えた。チェックポイント阻害薬は、がん患者の免疫抑制状態を非特異的に解除することで抗腫瘍効果を発揮する一方、遺伝子導入T細胞療法は、がん細胞の抗原を認識して特異的に抗腫瘍効果を発揮する。

特に、CD19特異的キメラ抗原受容体 chimeric antigen receptor(CAR)を用いた遺伝子改変T細胞療法(CAR-T療法/キメラ抗原受容体発現T細胞:以下、CAR-T)は、B細胞性腫瘍に対して劇的な治療効果をもたらす。ひと医療では2019年3月26日に『緊急時に十分対応できる医療施設において、造血器悪性腫瘍及び造血幹細胞移植に関する十分な知識・経験を持つ医師のもとで、サイトカイン放出症候群の管理等の適切な対応がなされる体制下で本品を使用すること』との承認条件が付与された上で、本邦で最初のCAR-T細胞療法薬が承認された。


特別講演:第1部では、愛知県がんセンター研究所より腫瘍免疫応答研究分野・分野長の籠谷勇紀先生をお招きし、最新のCAR-T療法の解説と、今後の展望についてご講演いただきます。



ひと医療におけるがん免疫療法の最新の知見とその将来

-遺伝子改変による持続的治療効果を有する抗腫瘍T細胞の開発-




籠谷勇紀 (愛知県がんセンター研究所)
 
平成19年 4月 - 平成21年3月
平成22年10月 - 平成25年3月
平成25年 4月 - 平成25年9月

平成25年10月 - 平成26年5月
平成26年 6月 - 平成30年5月
平成27年 4月 - 平成29年3月
平成30年 6月 - 令和元年9月
令和元年10月 -


関東労災病院 初期臨床研修医
日本学術振興会 特別研究員(DCI)
東京大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科
AMED-CREST特任研究員
東京大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科助教
プリンセス・マーガレットがんセンターリサーチフェロー(トロント大学)
日本学術振興会 海外特別研究員
東京大学医学部附属病院 無菌治療部講師
愛知県がんセンター研究所 腫瘍免疫応答研究分野・分野長

   
平成24年
平成25年
平成25年
平成28年
平成28年
平成29年
平成29年
平成30年
平成30年
平成31年


American Society of Hematology Abstract Achievement Award受賞
日本血液学会奨励賞受賞
American Society of Hematology Abstract Achievement Award受賞
Summit for Cancer Immunotherapy 2016, Travel Award受賞
American Association for Cancer Research, Scholar-in-Training Award受賞
Canadian Society of Immunology, CSI Award受賞
Guglietti Fellowship Award 受賞
日本癌学会奨励賞受賞
日本がん免疫学会若手研究奨励賞受賞
日本免疫治療学会江川賞受賞




座長:鳩谷晋吾(大阪府立大学)




進行:伊藤裕行(苅谷動物病院グループ市川総合病院)






 【特別講演 : 第2部】 ≪307A+B特設会場≫ 1月26日(日曜日) 15時20分~16時20分

<獣医再生医療・免疫細胞療法におけるエビデンスの集積と今後の展望について考える>


学会における1~数例の症例報告、治療結果に関する報告などは、ある治療法に関しては、効果があるかもしれないという仮説を提出するものである。そして、この仮説に基づき、効果があることを証明するためには、偶然性の入り込む余地のない科学的手法による研究が必要である。これが一般に言われているエビデンスを作る作業である。

最高のエビデンスとは、複数のランダム化対照臨床試験を横並べして評価したものであるが、それにはまだ日は遠い。今われわれは1つのランダム化対照臨床試験を行うか否かと言う段階にいて、それが可能かという難しい問題も抱えている。動物病院では、患者自身ではなく家族からの同意をとるという獣医療特有の構造がネックにもなりやすい。そのために、一段階エビデンスレベルを下げた結果を求めようとする動きもある。これには少なくとも1個の非ランダム化対照臨床試験、同齢集団での症例と対照の比較、実験動物での試験または対照動物でのシミュレーション、繰り返しの試験、あるいは対照なしの試験で劇的な効果により治療効果を判定しようとするものがある。バイアスをある程度排除した万人から認められる結果とは、おそらくこの中では、非ランダム化対照臨床試験か、多施設でのヒストリカルコントロールを用いた大規模臨床試験であろう。

既存の治療法があり、それに優るものを求める時には、既存の治療法を試した上で効果がない場合に新規治療が正当化される。このため新規治療法は常に弱い立場にあり、当然のことながら難治性の疾患に挑まなくてはならない。これは数々の困難に耐えて道を切り開いて行くもので、最初から王道が開けているわけではない。これは大貧民ゲームに似て、弱い立場から勝ち上がって行かなくてはならない。

われわれは医学の中では新参者であり、効果が証明できていない治療法に挑もうとしている。過酷な条件をクリアしながら弱い立場から這い上がってこそ、医学界および社会から認められるものである。その弱い立場をさらに弱くしないためには、研究者の一致協力により力を集中させて一点突破を行うこと、勝ち戦が予想できる疾患を合理的に選ぶことが必要である。
(以上 抄録・プログラム集より抜粋)


特別講演:第2部では、当学会顧問でもある赤坂動物病院の石田卓夫先生をお招きし、獣医再生医療・細胞療法における研究デザインの構築やエビデンスの集積、今後の展望等についてご講演いただきます。



獣医脂肪幹細胞療法・自己活性化リンパ球移入療法における臨床獣医師の役割

-エビデンスを集積しよう-


石田卓夫 (赤坂動物動物病院)
日本獣医再生医療学会(JSVRM)顧問
赤坂動物病院医療ディレクター
日本臨床獣医学フォーラム(VBVP)会長
ねこ医学会(JSFM)会長






座長:槙山篤司(さくら動物病院)




進行:伊藤裕行(苅谷動物病院グループ市川総合病院)




第15回年次大会配布用A4版
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